【3・4月号掲載】【野球】プレーでチームを率いる 辰己涼介(立命大・3年)
「一番打った勲章として首位打者がほしい」。全日本も経験し、今季はリーグ戦通算100安打達成も期待されている。チーム1実力ある選手は今年、立命大の主将に選ばれた。本来の主将の役割「指揮する」「まとめる」とは異なる、「背中で見せる」という新しい主将あり方に注目だ。
1年の春からリーグ戦に出場し、後藤監督から「宇宙人」とも称されるポテンシャルの持ち主。悔しい結果が続いている立命大。今季の目標に「リーグ優勝と日本一」を掲げる。自身は「バッティングで自分が先頭に立つことでチームがいい方向に向かってくれたら」と語る。言葉よりもプレーで鼓舞する新主将の未知なる力に大きな期待がかかる。
今年のスローガン『完全燃焼!—楽しめ』は自身の野球への姿勢と共通している。「楽しむ」という野球へのぶれない思いの裏には「一人一人が自分のためにやっていたらそれがみんなのためになる」という同じチームへの強い思いがあった。持ち前の俊足好打を生かすとともに、自身がトップバッターとして「野球を楽しむ」ことでチームを王座奪回へ導く。
【守友春菜】
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