【3・4月号掲載】障害と笑いを結ぶ公開講座
追手門学院大の笑学研究所と大阪府茨木市は12日、公開講座「障がいと笑い」を開いた。発達障害を学ぶ講演に加え、自身も障害があるコント集団「エムズトリック」のステージも。会場は終始和やかな雰囲気で、参加者の笑い声に包まれた。
同研究所客員研究員の大谷邦郎さんが「ご存知ですか?“発達凸凹”」と題して講演した。発達凸凹は人の脳や体の各部位において、発達具合に差が生じること。その差によって生きづらさを感じる場合が発達障害に当たると説明した。
講演後には笑いを通して障害を知ってもらおうと活動するエムズトリックが登場した。発達障害がある店員と客のやりとりを描いたコント「レストラン」を披露。曖昧な表現の解釈など発達障害のある人にとって難しいことをコントで示した。
エムズトリックの元村祐子さんは「できる人もいるけどできない人もいるという考え方が浸透して、お互いが気楽でいられる関係になれば」と話した。【堀江由香】

コメントを残す