大阪国際大は7日、写真を撮って子どもの自己肯定感向上を図る教育プログラム「フォト・ベースド・コミュニケーション」の報告会を守口キャンパスで開催。参加者に取ったアンケートから一部の子どもで自己肯定感の向上が認められたことなどを発表した。
 妊婦などの撮影を専門とする「soramark」に、人間科学部心理コミュニケーション学科とニコンイメージングジャパンが協力。学生は子どものサポートに当たった。
プログラムは昨年10月と11月、大阪府岬町の多奈川小学校5、6年生を対象に行った。子どもたちは校内で発見したものや仲間の表情を撮影。友人やプロの写真家などと評価し合った。
参加者には実施前と実施後「今の自分が好きだ」などの5項目を含むアンケートを実施し、自己肯定感の変化を確かめた。
 林幸史准教授は「『自分でうまく写真を撮れた』という成功体験や周囲からの肯定的な評価が結果につながった」と推察した。【堀江由香】