決勝2ランを放った辰己(8日・わかさスタジアム京都で 撮影=守友春菜)

◇野球=関西学生 春季リーグ戦第1節2回戦(8日・わかさスタジアム京都)

〈京大1―3立命大〉

立命大が接戦の末、京大に勝利し勝ち点を獲得した。

立命大は5回、先頭7番の橋本和(2年)が左前安打で出塁すると、続く8番長澤(3年)の適時二塁打などで一死満塁の好機を作り、死球で押しだしで先制。

同点に追いつかれ迎えた7回、立命大は1番井上(3年)が四球で出塁する。2番福武(2年)が適時打を放つなどし二死一塁から3番辰己(4年)が1号2ランを放ち、逆転に成功。

投げては先発坂本(3年)が15奪三振の好投で、1失点完投。3―1で京大を下し、自身リーグ戦初勝利を上げ、チームは勝ち点1とした。【守友春菜】

京大

000 000 100=1

000 010 20×=3

立命大

【京】●樋川、横田、長谷川―村山

【立】○坂本―大本

▽二塁打=西(京)、長澤(立)

【試合後のコメント】

▽立命大・後藤監督

「(坂本は)初勝利は良かったかな。2連勝。京大さん力ついてるのがわかった。延長などなくすんなり勝ててよかった。このような試合しているほうが選手の力になっていくと思う。押し込まれても耐えるということを坂本も経験できた。3番4番ヒット出てこないのは課題。(辰己は)打ってはいけないボールばかり打っている。昨日も2安打でそんなによくない。今日は彼の本来の当たり。相手がアウトコースしか投げないので、左中間に持っていかないと打率上がらない。ここ一番で打ってもらえる選手になってほしい。」

▽立命大・辰己選手

「ホームランは完全狙い通り。見返してやろうと、追いつかれていたのでチームが勝つためにはホームランしかないと。風も考えて左中間に。インコースは来ないだろうと。あの打席はイメージ通り。ミスショットはバット振り過ぎているのが要因。自分の中でしっかり調整できれば打率は上がるだろう。ミスショット多い中であれを打てたのは成長した部分がある。」