夜の枝垂れ桜(しだれざくら)楽しむ 地域が支える恒例イベント開催
大阪市立大理学部附属植物園(交野市私市)は3月27日から4月1日まで「枝垂れ桜(しだれざくら)ライトアップ」を開催した。
会場は園内の「サクラ山」。園内には約50種の園芸品種と数種類の野生種の桜が約200本以上。年間を通してウメの観察会や水生植物観察会のイベントを行うなど、広く一般に公開し、自然学習や生涯学習の拠点として活用されている。企画調整担当係長の高島啓一さんは「(このイベントの)見所はイトザクラとヤエベニザクラ。イベントとともに夜間ならではの雰囲気を楽しんでほしい。またこれをきっかけに昼間にも来ていただけたらうれしい」と話す。
イベントは毎年好評で、徐々に浸透しているという。今年は来園者が夜だけで150人を超える日もあり、年々リピーターの数も増えている。交野市から家族で来ていた女性は「子どもたちも毎年楽しみにしている。今年は晴れて満月と夜桜が一緒に見れて、とてもきれい。昨日も昼にきてお弁当を広げて食べて楽しんだ」と話した。
またステージでは同園の活動を支える地域団体、植物園友の会によって集められた和太鼓サークル「私市っ鼓」、女性バンドユニット「青空マーケット」など6日間で全12グループが歌や音楽などでステージを盛り上げた。【守友春菜】
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