大阪経法大が7日~9日、コスモスクエア国際交流センター(大阪市住之江区)で「就活実践Camp」を開催した。7回目となる今年は留学生を含め約250人が参加。同大の3年生と修士1年生が、3日間泊まり込みで就職活動の基本を学んだ。
 積極的に就職活動について考えてほしいという思いから企画。3日間常に顔を合わせることで、学生と企業や大学職員との結び付きを強める狙いもある。ビジネスマナー対策講座や模擬面接などさまざまなプログラムで構成された。
 9日の集団模擬面接は公務員志望や体育会系などグループに分けて実施。似た性質を持つ学生の中でどう自分をアピールするかを考えさせたという。25分間の面接後、企業の人事担当者や大学職員が学生に指導。学生同士でも指摘し合い、人事担当者に直接質問するなど積極的に取り組む様子がうかがえた。
 昨年同イベントに参加し、既に内定を得た在学生も運営に携わった。業界セミナーではブースを迷っている参加者に声をかけるなどサポートにあたった。
 公務員を目指す門脇侑矢さん(大阪経法大・3年)は「民間の業種も幅広く知りたいと思い参加した。模擬面接では何をどう話すべきか学べて良い経験になった」と感想を述べた。キャリアセンター課長代理の江川充彦さんは「3日間で学生の挨拶や礼儀マナーに変化が見られる。学生が自身の課題を見つけて、そこからどう行動していくかを考えるきっかけになれば」と話した。(聞き手=川村仁乃)