大阪市立大の学生が開発したカレーと、荒川哲男学長が監修したビーフシチューの両レトルト商品が11月6日から同大の生協で販売されている。同大が大学オリジナルの食品を開発するのは初。
 カレーの開発に取り組んだのは生活科学部食品栄養科学科の学部生と生活科学研究科の院生計13人。幅広い層に食べてもらえる健康的な食事をコンセプトにした。牛肉やタマネギ、食感を楽しめるレンコンを具材に選び、カレーの味が変わらない程度におからも入れることで、日本人に不足しがちな食物繊維を取れるように工夫。「牛にくと野菜のうまみたっぷりCURRY」と名付け、パッケージには、カレーをイメージした黄色と茶色を基調に具材の野菜のイラストを入れた。また、大阪らしさが出るように牛が漫才しているイラストや、関西弁のコメントも盛り込んだ。
 ビーフシチューは学長の得意料理。昨年行われた「学長料理教室」などのイベントで学長手作りのビーフシチューが振る舞われ、おいしいと反響を呼んだことを機に商品化へ。学長自ら試作をし、学長のレシピ通りの味が再現されている。
 学内の売店の他に、同大生協のウェブサイト(http://osaka-cu.hanshin.coop/goods/)でも購入できる。カレーは420円(税込み)、ビーフシチューは640円(税込み)。
(聞き手=下島奈菜恵)
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