【野球】京大、HR出るも雨天コールド負け

◇野球=関西学生秋季リーグ第7節2回戦(15日・ほっともっとフィールド神戸)
〈京大1―3近大〉
両大学にとって今季最後の試合は雨のため七回コールドとなり、近大が京大を下した。
近大は四回に4番佐藤(1年)が内野安打を放ち、相手の送球エラーで二塁とすると、6番谷川(2年)の適時二塁打で生還し先制する。京大は七回に鈴木(3年)がライトに1号ソロを放ち同点に。しかし先発藤原(2年)に代わり五回から登板した樋川(3年)が、七回裏に牧野(3年)、竹村(2年)を死球で出塁させると佐藤の2点二塁打に倒れた。
15日の第2試合、第7節の同志社大―関学大2回戦は雨のため中止になり、18日正午から南港中央球場で行われる。
【瀧本善斗】
京大 000 000 1=1
近大 000 100 2=3
(七回雨天コールド)
【京】藤原、●樋川、杉浦―黒山
【近】○小寺―川上
▽本塁打=鈴木1号(京)
▽二塁打=谷川、佐藤(近)
【試合後のコメント】
▽近大・田中監督「最終ゲームなので4年生に気持ち良く引退してほしい中、小寺がよく7回を粘って投げてくれた。勝ち越し打の佐藤は、前の打席はボール球を振らされていたがあとは集中して打ってくれた。今年は学生コーチや主務の裏方がよくチームを引っ張ってくれた。近大は常勝でなければならないという宿命がある。先輩たちが築いた日本一奪回に向け、リセットしてまたやっていきたい」
▽近大・佐藤「打率も低かったので最後、上げておかないとやばいなと。(七回の2点二塁打は)重心を低くして軽く振り抜いた。(4番での出場ということは)あまり意識せず、プレッシャーも特になかった。調子の波があるので、どうシーズンを通して結果を残すか意識して、この冬練習したい」
▽近大・小深田主将(4年)「(秋季リーグ戦を振り返って)秋も優勝を目指してやってきたが、自分が1番として出塁できない試合は負けてしまいチームに申し訳なかった。クリーンアップの1、2年はじめ下級生が頑張ってくれて、カバーしてくれたのが良かった。来年も優勝を目指せるように頑張ってほしい」
▽京大・青木監督「こういう天気だったので藤原も早く代えたが、なんとか引き分けにしたかった。(今季は)3勝を挙げて何回か勝ち点まで(一歩のところへ)行ったけれどだめだったので、来季に向けて一番(必要なの)は体力だろう。投手はもちろん、野手も含めて。けがが多かったので練習方法やメニューを相談しながら、けがしないチーム作りをしたい。打者の強化は取り組んできて、今季3本本塁打が出たので一定の成果はあった。1年生の投手陣が良いので、うちは浪人も多いし、一冬越えて戦力になってくほしい」
▽京大・中村侑介主将(4年)「目標に掲げた勝ち点3が一つも取れず、『悔しい』という思いが一番強い。(今季3勝を挙げたことについて)投手力がそろってきたこと、打撃力も向上したことが一番の勝因だと思う。試合を追うごとにチーム一丸となって戦っていけたので、終盤は良い試合が多かった。これから京大もマークが強くなっていくと思うので、その中でも勝ち抜いていけるチームになってほしい」
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