【野球】同志社大 延長戦制しサヨナラ勝利

◇野球=関西学生 秋季リーグ戦第7節1回戦(14日・ほっともっとフィールド神戸)
〈関学大0―1x同志社大〉
同志社大が延長戦にまでもつれ込む激戦を制し、関学大に先勝した。壮絶な投手戦が繰り広げられ、両先発の関学大・山口(4年)と同志社大・福島(3年)は完投。意地のぶつかり合いとなった両エースの投げ合いは、福島に軍配が上がった。
スコアボードに0が並び、両チーム連打が出ないまま試合は延長戦へと突入した。延長十回、この日3打数2安打と当たっている主将・山岸(4年)の左前安打で無死のランナーが出塁。すると代走の小川晃(1年)が盗塁を決め、さらに進塁打で一死3塁とサヨナラの好機を迎える。四球2つを挟んで一死満塁となり、打席には六回に二塁打を放っている1番福原(3年)。福原の三遊間への打球は野手のグラブの先をすり抜け、三塁走者が生還。福島の142球の熱投に報いるサヨナラ勝利を決めた。
関学大は山口の力投に打線が応えることが出来ず、敗戦。優勝の可能性がまだ残る関学大にとって手痛い一敗となった。【山本穂波】
関学大
000 000 000 0 =0
000 000 000 1x=1x
同志社大
(※延長十回サヨナラ)
【学】●山口―浅尾
【同】○福島―山岸
▽二塁打=比嘉、中西雄(学)、四川、福原(関)
【試合後のコメント】
▽同志社大・澁谷監督
「(福島について)140球以上投げて四球1つと、力が抜けて良いタイミングで投げていた。(山口について)粘っこく投げていたので、ここ一番で思うように点を取らせてくれなかった。4勝すれば2位だとゲーム前にも選手たちに伝えた。一つでも上の順位で終えて、結果を残したい」
▽関学大・木内監督
「お互いチャンスがありながら点が取れなかった。(山口について)素晴らしいピッチングをしてくれた。(福島について)ここぞという時の落ちる球が効果的で、苦しめられた。最後は『くらいついていけ』としか言いようがなかった。結果は結果なので残り試合全部勝つつもりでやっていきたい」
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