vol.376多彩なイベントで学生交流・河原町三条のカフェ盛況
京都・河原町三条にあるカフェ「hygger(ヒュガー)」が、大学の垣根を越えて交流したいという学生に人気だ。中小企業の就職説明会や、学生スタッフが企画・運営するイベントの場としても活用されており、2月の開店以来、月に約2300人が来店するという。
カフェは大学生、短期大学生、専門学校生のみ利用可能。Wi―Fiが使えるほか、店内には卓球台やテレビゲーム機も並ぶ。運営会社の日淺二郎社長(30)によると、ワーキングカフェではなく「遊び場」としての雰囲気作りを心掛けている。
「いろんな人と交流できるのが(カフェの)一番の強み」と言い、特に力を入れるのは2週間に1度のペースで開く各種のイベント。運営には132人(8月末時点)いる学生スタッフも参加し、ビジネスコンテストや留学生との座談会などを企画している。
企業の採用活動の場としてもカフェが活用され、各企業が抱える課題の解決法を探る実践的なインターンシップなどが行われている。特に中小企業との連携が盛んで、京都商工会議所主催で合同インターンを開いたことも。日淺社長によると「(対面でじっくりやりとりする)オフラインの就職活動では、中小企業のほうが幹部クラスと直接話せる機会が多い」と学生にも好評だ。
営業は正午〜午後9時で年中無休。京都市中京区大黒町59の4「Flying Tiger Copenhagen京都河原町ストア」3階。1日500円のフリードリンク制で、年間パスポート(2000円)も。イベントの情報などはツイッター(@hygger_cafe01)。
(聞き手=瀧本善斗)
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