【写真】第1Q、追加点となるTDを決めたRB高松(28番、10月8日・神戸市立王子スタジアムで 撮影=新貝卓丸)

 ◇アメリカンフットボール=2017 関西学生リーグDivision1 第4節(10月8日・神戸市立王子スタジアム)

 <関学大42―7甲南大>

 関学大は甲南大に42―7で勝利した。前半は終始主導権を握り、完璧な試合運びを見せたが、メンバーが入れ替わった後半に失速。パスが通らず、第1ダウンを更新できない場面が目立つなど精彩を欠いた。開幕4連勝を飾ったものの、課題を残す内容となった。
 第1Qは序盤から関学大ペース。最初のシリーズでQB西野からWR松井へのパスが通り敵陣深くまで侵攻。最後はRB山口がエンドゾーンを駆け抜け、先制に成功する。その後もRB高松がTDラン、西野から松井へのTDパスが通るなど得点を積み重ねる。守備では相手をほとんど前進させず。攻守で相手を圧倒し、前半を折り返す。
 後半からは左腕QB光藤が攻撃を指揮。しかし、交代で入ったWRとの連携が合わず思うような攻撃が繰り出せない。結局第3QはFGの3点のみに終わる。第4Qは途中出場のQB百田が2つのTDを演出するも、前半ほどの攻撃力は引き出せなかった。
 6TDをマークしたものの、2枚目以降の選手層と連携に課題を残した関学大。次節の龍谷大戦で克服できるか。【新貝卓丸】

【試合終了】関学大 42—7 甲南大
(14—0、10—0、3—7、15—0)

【試合後のコメント】
▽関学大・鳥内監督

 各ポジション、交代の選手が全然駄目。誰かがミスをするから全然ドライブができてない。これからけがなども絡んで誰が出るかもわからない中で、(交代選手の)意識がまだまだ足りない。光藤は上級生と練習することが多かったから、下級生(のWR)と合ってなかった。まだまだ迫力がないし、もっと強くなっていかないと関大、立命大には勝てない。