【写真】味方を飛び越え突破を図るRB立川(42番、10月7日・宝が池公園球技場で 撮影=新貝卓丸)

 ◇アメリカンフットボール=2017 関西学生リーグDivision1 第4節(10月7日・宝が池公園球技場)

 <立命大66―17京大>

 立命大は京大に66―17で勝利し、開幕からの連勝を4に伸ばした。立命大は攻撃陣が爆発し、9TDをマーク。西山、荒木の両QBが相手に的を絞らせない多彩な攻撃で京大ディフェンスを圧倒した。京大は第2Qに2つのTDを決めるなど食い下がったが、及ばなかった。
 立命大は最初のシリーズでいきなりビッグプレーを見せる。今節初めてスターターで起用されたエースRB西村をおとりに使い、QB西山からWR近江へのロングTDパスが通り7点を先取。その後もRB立川が味方OLを飛び越える技ありの突破でTDを決めるなど得点を積み重ねていく。対する京大は第2Q、WR原田がキックオフリターンTDを奪取。京大がスーパープレーで流れを引き寄せたかに見えた。しかしその直後、立命大QB荒木からRB永見にロングパスが通るとそのままエンドゾーンまで駆け抜けた。立命大が持ち前の攻撃力を発揮し、主導権を渡さない。
 迎えた後半はビッグプレーの応酬となった前半と打って変わり、立命大が圧倒。立川がこの試合4つ目のTDを決めるなど、攻撃の手を緩めずリードを広げる。ディフェンスも、足が止まってきた京大を封じ込め後半は1点も与えなかった。攻撃の質の高さを見せ付けた立命大が京大の3倍以上となる計663ヤードを獲得し、京大に快勝。全勝をキープし、次節関大との試合に臨む。【新貝卓丸】

【試合終了】立命大 66—17 京大
(14—3、21—14、14—0、17—0)

【試合後のコメント】
▽立命大・米山監督

攻撃はすべてがうまくいったので、あの点数(66点)になった。OFは準備していたものがたまたまうまくいっただけというのもあるが、練習でやってきた裏付けがあったし、必然的な部分もあった。できてることはしっかりできているので、しっかり足元を見てやっていきたい。DFは突っ込みどころ満載。間違いなく欠陥があるので、しっかり修正していきたい。

▽立命大・RB立川

前回よりは良くなっていた。開けた所を走るよりも狭い所、局面を突破する方が得意。ただ、1ヤード前に進めたなという場面もあったので改善していきたい。西村さんが入ってきた方がチームも盛り上がる。

▽立命大・QB西山

京大さんはとても気持ちのこもっているチームなので、それ以上に気持ちを入れて練習に取り組んだ。ランでTDは久々だった。ファーストプレーは1本目行くぞと話していたので、うまくいってよかった。まだまだ修正するところはあるので完成度を高めていきたい。

▽立命大・WR近江

1本目のTDは一週間前からやっていた。デザイン通りいってよかった。相手DFのカバーが分析通りだったので、狙える所を狙っていった。今年のオフェンスは(RB西村)七斗に頼らない攻撃だったので今日はRB永見、自分、WR木村和にも渡っていたのでよかった。