【野球】近大 逆転勝利で先勝 岡田、直球冴え今季初勝利
◇野球=関西学生 秋季リーグ戦第4節1回戦(23日・ほっともっとフィールド神戸)
〈近大5―3同志社大〉
近大が同志社大に逆転勝利し、先勝した。先発は14日にプロ野球志望届を提出した岡田(4年)。最速146キロの直球を軸に変化球を織り交ぜ、五回1失点で今季初勝利を挙げた。試合は初回、同志社大が四川(1年)の中前適時打で先制する。近大が1点を追いかける展開で試合は中盤まで進むが、六回にビッグイニングが訪れた。先頭の岡田が粘って右前安打で出塁すると小深田(4年)も右前に打球を運び、相手の失策も絡んで無死満塁の好機を迎える。竹村(2年)が相手の球に食らいつき、粘りを見せた末に押し出しの四球を選び同点に。なおも続くチャンスでゴロの間に三塁走者が生還し逆転、さらに佐藤(1年)の右前適時打で2点を追加し一挙4得点。七回にも谷川(2年)の適時打で1点を追加し、相手を突き放す。八回、2点を返されるも投手陣が踏ん張り、逃げ切った。主将の小深田はリーグ戦通算100安打達成まで残り1安打としている。敗れた同志社大は好機を作るもあと1本が出ず敗戦を喫した。【山本穂波】
近大
000 004 100=5
100 000 020=3
同志社大
【近】○岡田、伊波、石原、横山―川上
【同】●福島、村居、仲野、渡邉、難波―山岸
▽三塁打=宮崎(同)
▽二塁打=福原、四川(同)
【試合後のコメント】
▽近大・田中監督
「六回、岡田に代打を出そうかと思ったが、後半調子が良くなって来ていた。打席に立たせたらヒットが出たので、思い切って勝負に出た。追い込まれてから佐藤もよく打ったし、竹村も押し出しの四球を選んで流れが来た。石原の調子が良く、守備の乱れや四球はあったもののよく粘ってくれた。監督の采配ミスを選手がよくカバーしてくれた」
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