ドリブルで攻め込むFW山口拓(7月9日・キンチョウスタジアムで 撮影=新貝卓丸)

サッカーの関西学生選手権は6月11日〜7月9日にかけて行われ、阪南大が6年ぶり5回目の優勝を果たした。途中出場した選手が結果を残すなど層の厚さが際立った。
 3回戦から登場した阪南大は圧倒的な攻撃力でベスト8に進出。京産大との準々決勝では、互いに決め手を欠いたが、後半7分に途中出場のFW山口拓(1年)が豪快なヘディングシュートを決め、1―0で勝利。準決勝では関大に競り勝ち、決勝に駒を進めた。
 関学大との決勝では後半終盤までリードを許す苦しい展開。窮地を救ったのは途中出場のFW和田(4年)とMF田中(1年)だった。アディッショナルタイム、田中のアシストに和田が頭で合わせ、阪南大が土壇場で追いつく。勢いそのままに阪南大は延長前半、DF吹ヶ(ふけ)(2年)のクロスに田中がヘディングシュートを叩き込み3―2で勝利を決めた。【新貝卓丸】