【写真】2勝目を挙げた立命大・東(18日・南港中央球場で 撮影=山本穂波)

 ◇野球=関西学生 秋季リーグ戦第3節1回戦(18日・南港中央球場)
 〈立命大5―0関学大〉

 立命大が投打かみ合って関学大に快勝し、今季初の勝ち点獲得に王手をかけた。先発の東(4年)は九回3安打13奪三振で今季2勝目。ツーシームやスライダーなどの変化球を有効的に使い、関学大打線を翻弄した。打線は初回、大谷(4年)が中前安打で出塁し、浜田(4年)の犠打で進塁すると、辰己(3年)が左前安打で続き一死1、3塁で先制の好機を迎える。すると続く脇屋(4年)が中前に適時打を放ち、1点を先制。二回には大谷の犠飛でさらに1点を追加した。三回以降は関学大の先発・山口(4年)も立ち直り、スコアボードに0が並ぶ投手戦へ突入する。関学大が継投に入った九回、立命大は相手投手の代わりばなを突いて早田(4年)の犠飛、大本(2年)の適時打二塁打で計3点を追加。関学大を突き放し、そのまま勝利した。敗れた関学大は好投手・東の変化球に苦しめられ、二回以外は走者を得点圏に進めることが出来なかった。【山本穂波】

立命大
  110 000 003=5
  000 000 000=0
関学大
【立】○東―大本
【学】●山口、長谷、藤井涼―佐竹
▽二塁打=大本(立)

【試合後のコメント】
▽立命大・後藤監督
「下級生が貪欲に野球に取り組んでいる。使って良かった。東は日本代表に行ってきて一気に変わってきた。気持ちも本当にエースらしくなってきた。明日も今日のままでいきたい。近大打線を抑えている投手が相手なので、かなりキレが良い球を投げると思う」

▽立命大・東選手
「初回から思ったより真っすぐが走っていて、スライダーもキレていた。一人ひとりを抑える気持ちで投げた。味方の打線にも助けられた。真っすぐでカウントを取り、変化球で打ち取ることができた。いつもは決め球で使っているチェンジアップを今日は3球しか投げておらず、スライダーとカーブを上手く使えた」