【野球】関大 終盤畳み掛け先勝

◇野球=関西学生 秋季リーグ戦第3節1回戦(18日・南港中央球場)
〈関大7―0同志社大〉
関大が同志社大に先勝した。先発の阪本大(4年)は11日の第2節3回戦に引き続き、二週連続となる完封勝利。同志社大打線を5安打に抑え、計98球の打たせて取る省エネピッチングでチームに流れを呼び込んだ。試合は前半、両先発が踏ん張り白熱した投手戦が繰り広げられる。試合が動いたのは七回だった。先頭の中島(4年)と多田(3年)の連打に盗塁を絡めて無死2、3塁の好機を作ると、阪本将(4年)が四球を選び無死満塁に。続く古川(3年)が押し出しとなる死球を受け、1点を先制する。なおも続くチャンスで倉川(2年)、太田(3年)の連打で3点を追加。さらに相手の失策間に1点を加え、打者一巡の猛攻で一挙5得点を挙げる。8回には途中からレフトの守備についていた杉本(4年)の適時二塁打で2点を追加し、同志社大を突き放した。終盤で一気に畳み掛け先勝した関大は、早くも二つ目の勝ち点に王手。敗れた同志社大は阪本大の前になかなか走者を塁に出すことが出来ず、敗戦を喫した。【山本穂波】
関大
000 000 520=7
000 000 000=0
同志社大
【関】○阪本大―久米
【同】●福島、難波、村居―西林
▽二塁打=杉本(関)、福島(同)
【試合後のコメント】
▽関大・早瀬監督
「阪本が前半、辛抱強く投げてくれた。球数も投げられるようになっているし、変化球や緩急も上手く使いこなせていたので、次につなげてもらいたい。京大戦を落としたのは痛いが、チームも少しずつ分かってきているようなので、明日勝つことでカバーしたい」
▽関大・阪本大選手
「久米と話し合い、1回から9回まで投げ切ることを考え試合に臨んだ。これまでの試合で四死球を1つしか出していないことも含め、余計な投球が無かったように思う。集中力の途切れや、気合いが入りすぎてしまうなど、気持ちの面ではまだ課題がある。個人よりもチームを優先して頑張っていきたい」
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