完投勝利を収めたエース福島(2日・わかさスタジアム京都で 撮影=湊卓也)

 ◇野球=関西学生 秋季リーグ戦第1節1回戦(2日・わかさスタジアム京都)
 〈同志社大10―3京大〉

同志社大は10対3で京大に勝ち、白星発進した。先発の福島(3年)は打者40人に139球の完投を果たし、好調の滑り出しを見せた。打線も先発全員安打、計13安打の猛攻で、全員で勝利を掴んだ試合となった。
初回、辻(3年)の右前安打などで先制する。さらにその後も5回以降福原(3年)、森田(3年)、竹中(4年)、福島(3年)の二塁打、7回満塁の場面で森田(3年)が放ったランニング本塁打が打線を盛り上げ、8回までに9点を追加。
同志社大は8回裏、京大打線の流れに飲まれ、3点を奪われたものの、エース福島の好投で最終回を抑え抜いた。初戦勝利で好スタートを切った同志社大。明日の試合も勝利して勝ち点獲得を狙う。【守友春菜】

同志社大
  100 013 410=10
  000 000 030=3
京大
【同】○福島、―山岸
【京】●藤原、横田、柏原、杉浦―村山、飛田、黒山
▽本塁打=森田1号(同)
▽二塁打=福原、森田2、竹中、福島(同)

【試合後のコメント】
▽同志社大・澁谷監督
「投げるべき人が投げて完投し、打線もまんべんなく打てたのが良かった。京大は右投げの投手が多いので、左打ちの選手を中心に起用した。打撃については、多少のボール球でも積極的に振っていくようにした。ベンチに入っている他の5人の投手も夏の練習でレベルアップしたので、明日は楽しみ」

▽同志社大・福島選手
「今日は調子も良かったが、勝てたことが何よりも良かった。途中から様々な変化球を中心に投げ、相手打線をテンポよく抑えられた。春は球数が多かったので、夏は4球以内でアウトを1つ取るということを課題にして練習した。次も今日のようなピッチングをして、とにかく勝てるように投げたい」