【写真】3TDの活躍を見せた立命大RB立川(8月26日・EXPO FLASH FIELDで 撮影=新貝卓丸)

 

 ◇アメリカンフットボール=2017 関西学生リーグDivision1 第1節(8月26日・EXPO FLASH FIELD)

<立命大38―7桃学大>

 立命大は2年ぶりに1部昇格を果たした桃学大との開幕戦に臨み、38―7で勝利した。エースRB西村をけがで欠くものの、QB西山を中心に的を絞らせない多彩な攻撃で桃学大を攻略。RB立川が3つのTDを奪うなど地力の差を見せ付けた。

 第1Q、最初のドライブでQB西山からWR廣吉へのロングパスが通ると、そのままエンドゾーンまで駆け抜け、あっさりと立命大が先制する。ランでは立川、永見らRBが力強い走りでしぶとくダウンを更新し、厚みのある攻撃を見せる。対する桃学大は意表を突くリバースプレーや正確なパスで反撃すると、第2QにTDを決め、3点差まで詰め寄り前半を終える。

 しかし後半、試合を決めたのは立命大だった。立川が抜群のスピードと当たり負けしない強さを武器に幾度となく突破に成功。合計3TDを挙げ、桃学大を一気に突き放す。試合終了間際にはQB荒木からWR木村和へロングTDパスが通り、ダメ押しの追加点。高い攻撃力で桃学大を退けた立命大が2年ぶりの関西学生王者に向けて好スタートを切った。【新貝卓丸】

 

【試合終了】立命大 38—7 桃学大
(10—0、0—7、14—0、14—0)

【試合後のコメント】
▽立命大・米倉監督

桃学大は非常にいいパフォーマンスを見せていたなというのが第一印象。今日の試合が自分たちの現状。立川やWR近江は期待通りの活躍を見せてくれた。ディフェンス面ではまだまだ対応できていない部分も多いし、練習でつぶしていくしかない。ただその分伸び代があるし、やりがいがあるのがチームの現状だと思う。

▽立命大・RB立川

自分自身ミスも多く、チーム全体で改善点をつぶしていかないといけない。手応えはある程度あったが、内容がまだまだ伴っていないボールへの意識をしっかり持って、ファンブルのミスを修正したい。チームを勝たせられるバックになりたい。

▽立命大・RB西村

試合に出たいという気持ちばかり。気持ちとしては次節から出場したい。(立川選手について)体が大きいし、強いしいい選手だと思う。(今季の抱負について)観客を魅了できるようなプレーをしたい。