vol.369 水道水のカフェ 開店
販売したかき氷「都」(右)と「空」を手にする学生(撮影=馬場達也)
京都光華女子大短期大学部ライフデザイン学科の学生組織「D’Light(ディライト)」が京都市上下水道局と協力して5日から12日まで「京(みやこ)の水カフェ」を二条城(中京区)で開催した。京都の水道水の安心や安全、低価格、おいしさをアピールするために、学生が水道水を使ったメニューを考案。二条城内で主に観光客に向けて販売した。
「D’Light」はライフデザイン学科の学生が学科で学んだことを産学連携を通して実践する学生組織だ。提供した商品は飲み物6品とかき氷3品で全て100円。おすすめのかき氷「都」は、宇治金時にそばぼうろをのせ、二条城をイメージした。学生らが二条城を見学した際、松の木が多く植えられていたり、城内のふすまに松が描かれていたりしたことから着想を得た。
昨年も出店したが、今年は新たに外国人観光客向けにメニューや店の看板、ごみ箱などに英語の表記を加えるといった工夫もしている。さらに、提供したメニューのレシピも配布した。開店前から列ができるほどのにぎわいを見せ、参加した吉本麻衣さん(2年)は「台風の影響が心配だったが、たくさんの人に来てもらっていてうれしい。京都の水の良さが地元の人だけでなく外国人観光客にも伝わっていると思う」と満足げに笑顔で話した。
(聞き手=馬場達也)
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