【写真】気迫の投球で好救援を見せた同大・福島(5月28日・わかさスタジアム京都で 撮影=山本穂波)

関西学生野球春季リーグ戦第8節同志社大-立命館大の2回戦が28日、わかさスタジアム京都で行われた。初回、同大は1番辻が内野安打で出塁すると、続く2番四川、3番平山がバントで相手のミスを誘い先制。さらに続いて4番前田、7番山岸も好安打を放ち、初回4点のリードを獲得した。しかし3回裏、立命大に3番脇谷、7番栃尾の二塁打を含む連続安打を許す。同点に追いつかれたが、4回、7番山岸の左前への鋭い安打を皮切りに2点を勝ち越した。7回も山岸の左中間二塁打で1点を追加。しかし立命大5番・代打の安井に三塁打を許した後2点を失う。1点差に迫られなおも二死3塁と再びピンチの場面で、同大は今季3試合を完投したエース福島がマウンドへ。福島は7打席連続無安打無失点に抑え、チームに勝利をもたらした。【守友春菜】

同大 400 200 100=7
立命 004 000 200=6
【同大】渡邉、村居、仲野、難波、○福島-山岸
【立命】●山上、小橋、福島-栃尾、佐野
三塁打:安井(立命)
二塁打:福原、山岸、前田(同大)、脇屋、栃尾(立命)

【試合後のコメント】

▽同志社大・澁谷卓弥監督
「初回、立命大に2つのミスがあって4点先制できたのは大きかった。ピッチャーは福島以外力がやっぱり落ちるので、最初から継投で、なんとか次のピッチャーにつなげたらというのが大きかった。後半どちらかというシーンであれば福島使う予定だったが、昨日130球弱投げたので球数や疲労度のこと考えると2イニングが目処かなと考えていた。彼には「ツーアウトまでいってその時点でおかしい場面であればいくよ」と言っていた。(福島について)今シーズンうちのリーグで1番大きいイニング投げてるから、投打のバランスは成績では不本意だったかもしれないが、多く今投げてきているからそこは自信を持って胸張ってやれという話を昨日もしたところ。今日もしっかりやってくれた。山岸もやっと結果が出たかな。明日はリーグ最終戦だが、福島は二択でまだ考えていない」

▽同志社大・福島孝輔選手
「2戦目はいつもリリーフで出る形なので、準備はしていた。内容も満足だし、それそりもチームが勝てたことが良かった。昨日の試合まで2週間空いていたので、疲れはゼロと言ったら嘘になるが、あまりなかった。明日は今季リーグ戦最後の試合。長いイニングは体力的に投げられないので、後ろを信じていけるところまでいきたい。」