【サッカー】関学大 4発完勝で関関戦制す

◇第95回関西学生サッカーリーグ前期第8節(5月28日 ヤンマースタジアム長居)
<関学大4-0関西大>
晴天に恵まれたヤンマースタジアム長居で第62回関関サッカー定期戦が行われた。前節大阪体育大に敗れ、未だ波に乗り切れていない5位関西学院大と5連勝で首位を追走する3位関西大が対戦した。開始早々から関関戦らしい球際の激しい勝負が繰り広げられる。こう着状態が続くが、次第に関学大がボールを保持すると、流れるようなパスワークでチャンスをつかみ始める。すると32分、MF山本がペナルティーエリア手前でボールを持つと、斜めに走り込んだMF中野にラストパス。これを中野が冷静にゴール右隅に流し込んだ。関学大が2試合ぶりに先制点を挙げ、前半を終える。後半も締まった展開が続き、関大は2トップを中心に攻め込むもチャンスを決め切ることができない。押し込まれる関学大だったが、3戦連発と絶好調の中野が決定力を見せつける。82分にゴール前のこぼれ球を押し込み追加点をもたらすと、84分には鮮やかなループシュートを決めハットトリックを達成。さらに89分、DF小川原がヘディングシュートを叩き込み、大量4得点を奪った関学大が完勝。2年ぶりに関関戦を制した。【新貝卓丸】
【前半】関学大1-0関西大
【後半】関学大3-0関西大
【試合終了】関学大4-0関西大
【得点】関学大: MF中野3(18分、82分、84分)、DF小川原(89分)
▽関学大・MF中野克哉
1、2年で試合に出れなくて、関学で試合に出るには「結果に貪欲になること」だと学んだので、結果を出せるように意識している。3点目が一番気持ち良かった。自分的にもチーム的にも余裕があったので落ち着いて決めることができた。チーム全員がこの一戦を絶対に落とせないと分かっていたので勝てたことが一番大きい。この勝利で波に乗りたい。(次戦に向けて)一週間トレーニングをしっかりやっていきたい。
▽関西大・前田雅文監督
前半は中々機能しなかった。後半は立て直して得点を取りに行った中で自滅してしまった。軽率な失点もあった。(今後の戦いに向けて)この負けで切り替えるよりも、悔しい気持ちを持ったままやればいいと思う。全員でもう一回守備をしっかりやって、(次節の対戦相手)阪南大をぶっ潰すくらいの気持ちを持ってほしい。
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