【サッカー】白熱の首位攻防戦はドロー

◇第95回関西学生サッカーリーグ前期第6節(5月13日 J-GREEN堺メインフィールド)
<阪南大1-1びわこ成蹊スポーツ大>
開幕から全勝で首位を走る阪南大と4連勝中で勢いに乗る2位びわこ成蹊スポーツ大の直接対決。大方の予想通り、試合はボールを保持しながら好機をうかがう阪南大と堅い守りとカウンターを狙うびわこ成蹊大という展開になる。両チームともフィニッシュまで持ち込むものの、中々シュートが枠を捉えられない。阪南大はMF重廣(J2京都内定)のスルーパスからFW山口が決定機を迎えるも、びわこ成蹊大GK岡田の好セーブに阻まれ、得点には至らず。同点で前半を折り返す。均衡が崩れたのは後半開始早々。46分、左サイドを抜け出したびわこ成蹊大MF忽那がグラウンダーのクロスを送ると、ペナルティーエリア中央で待ち構えていたFW井上がダイレクトで合わせた。今季のリーグ戦で初めてビハインドを背負った阪南大はここから猛反撃を仕掛ける。両サイドから幾度となくクロスを供給するも、びわこ成蹊大DF宮を中心とした守りの前にゴールを決めることができない。攻めあぐねる阪南大はDF岡部に代えて、FW和田を投入し攻撃の枚数を増やす。すると、77分に交代策が実を結ぶ。阪南大DF長谷川の上げたアーリークロスを受けた和田が鋭いシュートを突き刺し、同点に追いつく。その後も阪南大が勝ち越しを目指すが、スコアは変わらず試合終了。白熱の首位攻防戦はドローに終わった。【新貝卓丸】
【前半】阪南大0-0びわこ成蹊大
【後半】阪南大1-1びわこ成蹊大
【試合終了】阪南大1-1びわこ成蹊大
【得点】阪南大: FW和田(77分) びわこ成蹊スポーツ大:FW井上(47分)
▽阪南大・須佐徹太郎監督
1点しか入らない。(失点について)自分たちのキックオフからボールを失って点を取られた。もったいない。長谷川は右CBの方が、フィードが良くなる。脇坂は真ん中から外さなくてよかった。
▽びわこ成蹊スポーツ大・望月聡監督
引き分けは残念だなという気持ちとよく引き分けたなという気持ち。阪南大の攻撃を守ったのは大したもんだなと思う。全員で粘り強い守備ができた。でも結局引き分けたので選手たちはまだまだだと思っていると思う。(次戦に向けて)阪南大に上手くいけば勝てたというところまでいけた。勢いもついたと思うので自信を持って戦ってほしい。
コメントを残す