【写真】前半、得点を挙げ喜ぶ関学大MF中野(5月13日・J-GREEN堺メインフィールドで 撮影=新貝卓丸)

◇第95回関西学生サッカーリーグ前期第6節(5月13日 J-GREEN堺メインフィールド)

<関西学院大1-0京都産業大>

前節桃山学院大と引き分けた関西学院大は今季リーグ戦未だ勝利がない京都産業大と対戦した。序盤は互いに様子見の展開が続くが、関学大が京産大DFの裏を狙ったロングボールを効果的に使い、押し込んでいく。一方の京産大もカウンターで応戦。MF守安のシュートは相手DFに弾かれるも、関学大に主導権は渡さない。拮抗した展開が続いたが、試合を動かしたのは関学大。38分、右サイドを駆け上がったDF高尾からクロスが入ると、ペナルティーエリア中央で受けたMF中野が左足で流し込んだ。待望の先制点を奪った関学大が1点リードで前半を折り返す。後半も両チーム一歩も譲らず、一進一退の攻防を繰り広げる。京産大はFW久保のドリブル突破などで関学大ゴールまで迫るも、関学大DF陣の体を張ったシュートブロックで得点を奪えない。終盤にかけてさらに攻勢を強めた京産大だったが、最後まで1点が遠かった。虎の子の1点を守り切った関学大が2試合ぶりの勝利を手にした。【新貝卓丸】

【前半】関学大1-0京産大
【後半】関学大0-0京産大
【試合終了】関学大1-0京産大
【得点】関学大:  MF中野(38分)

▽関西学院大・MF中野克哉選手

(得点について)練習からやっている形。マイナスで受けて、「クロスから点」っていうのは意識していたのでうまくできた。ずっとサブで悔しい思いはしてきた。地道にやってきたことが出てきているのではないか。(守備について)チームとして前から行こうとは言っていたので、やることをしっかりできたかなという感じ。(次戦に向けて)大体大ということでしんどい、厳しい展開になると思う。1点取った後に追加点を早くとって、しっかり戦って勝てたらと思う。

▽京都産業大・古井裕之監督

やられたという感じはないが、負けは負け。シュート精度の違いが出た。1失点は最小失点だしずっと押せていたので悔しい。どこから守備をスタートするのかを選手たちが考えながらやっているので、やるべき形でやれていると思う。(次戦に向けて)一回勝ちがつけば勢いづいていけると思う。全力で勝ち点3を取りにいきたい。