【野球】京大 投打噛み合い勝利

平成29年度関西学生野球春季リーグ戦第4節京都大-同志社大の2回戦が30日、南港中央野球場で行われた。京大は初回、1番荒木が相手の四球で出塁すると、続く2番中村侑のバント、4番鈴木のセンター前ヒットで先制点を得る。3回にも、3番西の四球、6番飛田のセンター前適時打で1点を追加。勢いに乗る京大は5回、2番中村侑によるレフト線への二塁打、3番西の四球、さらに4番鈴木の三遊間を突き抜けるヒット、また6番飛田も相手の野戦を誘う打球を放つなど好打を連発し、この回合計2点を奪う。先発した藤原は6回を1失点に抑え、好投を見せた。しかし6回、同大2番辻の内野安打で走者を出すと3番前田に適時打を許し、1得点を許す。7回にもさらに2点の追加点を許したものの、京大は最後まで守り抜き、見事勝利した。
京大 101 020 000=4
同大 000 001 200=3
【京大】○藤原、杉浦、樋川-飛田
【同大】●渡邉、難波、村居、仲野、福島-山岸
二塁打:手島、中村侑(京大)、前田、竹中(同大)
【試合後のコメント】
▽京都大・青木孝守監督
「藤原は今日そんなに調子いいかどうかわからずちょっと心配してたが、丁寧に投げてくれた。去年の冬、どんな投手になりたいか聞いたら、速さで抑えるのではなく低めを丁寧に投げ分けることができる投手になりたいと言っていた。2勝目を挙げた投手は田中英祐(現・千葉ロッテマリーンズ)の以来だが、現4年が1年のときだから藤原は知らない。チームは勝ち点をとっていない。今日は前半が順調過ぎたので、向こうに持っていかれないようにした。昨日も4安打で相性よかった。2点差くらいないと、うちはしんどい。今年勝てるのは細かく繋ぐ戦い方。あとは樋川に勝ち点をやりたい」
▽京都大・藤原風太選手
「野手と後ろの投手に助けられた。2勝できたことは素直に嬉しい。今日の調子はぼちぼちだったが、いいコースに決まっていた。高めの球もボール球になって甘い球にならなかったのが幸いだった。序盤は真っすぐで押していけたが中盤から捕えられ始め、継投になった。もっと長く投げたかったのはある。チームの目標である勝ち点3は、あと1つ落としたら達成できない。死にものぐるいで取りにいきたい」
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