【写真】7回、勝ち越し適時三塁打を放つ近大・佐藤(4月15日・皇子山球場で 撮影=山本穂波)

平成29年度関西学生野球春季リーグ戦第5節関学大-近畿大の1回戦が4月29日、南港中央球場で行われた。近大は1回、4番竹村の内野安打に続き、5番佐藤の右中間三塁打などで一気に2点を先制。一方の関学大も3回、3番大倉の二塁打や4番森中の左前安打で2点を獲得し同点となった。4回では両校とも1点を追加し、突然降りだした雨がその後の試合展開を示すかのように振り出しの状態が続くかと思われた。しかし6回、関学が8番藤井涼の適時打で1点を勝ち越した。追う近大は7回に粘り強さを発揮し、首位の実力を見せつけた。近大の1番小深田が放った右方向への三塁打で試合の流れが変わる。2番牧野が左前に安打を放ち再び同点に。そして5番佐藤の三塁打で1点を獲得し、勝ち越しに成功した。その後、関学は勢いに押され点数を入れることができず5対4で近大が勝利した。

関学 002 101 000=4
近大 200 100 20X=5

【関学】●藤井涼、甲斐、谷川-浅尾
【近大】小寺、○横山-山本

三塁打:佐藤2、小深田(近大)
二塁打:佐藤(近大)、大倉、藤井涼(関学大)

【試合後のコメント】

▽近畿大・田中秀昌監督

「キャッチャー川上が怪我で試合に出られなかったこともあり、経験不足な面も見られた試合だった。しかし、キャプテンの小深田や1年の佐藤がよく打ち、頑張ってくれた」

▽近畿大・佐藤輝明選手

「ランナーがいたら、ランナーをホームに返そうと思ってプレイしている。監督からの期待に対してプレッシャーは感じていない。楽しくプレイ出来ている。次こそはホームランを打ちたい」