ツイッターで5日、追手門学院大の教務課に爆竹が投げ込まれたとする投稿が拡散され、大学は「(投稿のような)事実はない」とウェブサイトで発表した。抽選科目の増加など履修登録制度の変更とシステムの不調で学生が混乱する中、流言が広まったとみられる。
 同大広報課によるとインターネットを介したシステムで、学生から履修登録を受け付けたが、アクセスが集中しつながりにくい状態になった。当初は希望通りに登録できなかった学生を対象に、インターネットで追加登録を受け付ける予定だったが、事態を受け職員が大学で追加の抽選登録を受け付ける方式に変更。アクセスが集中する状況を避け、履修が不公平にならないように配慮したという。
 ツイッターでは「必修科目すら抽選になった」との投稿もあったが、大学側は明確に否定している。
 大学はウェブサイトで「お詫(わ)び申し上げます。対応に全力を挙げます」と陳謝し「根拠のない情報に惑わされないようお願いいたします」と学生らに呼び掛けた。
 同大の学生は取材に「普段なら信じないが、履修期間の大学の対応を見ると(爆竹を)投げ込まれても仕方ないと思ってしまう」と話した。