【3・4月号掲載】【野球】巧打で魅する
「通算100安打を達成したい」。1年の春から試合に出場し、チームの勝利に貢献してきた。今年は主将を任され「メンバーをしっかり引っ張りたい」と頼もしい。
2014年秋は打率4割9厘(リーグ3位)の好成績を挙げた。これまでにリーグ戦通算76安打を放つ。しかし昨年は春秋いずれも打率が3割を切り、調子が振るわない。田中監督から「攻守の要として、チャンスに強くなってほしい」と激励される。
昨年を振り返り「思うように打てず、点を取れなかった」と肩を落とす。このオフシーズンは、基礎を固めることに集中した。「素振りに力を入れたい。キャンプでは、1日千本は振ることを目標にしている」と勢いづく。力強いバッティングを目指し、筋肉をつけるなどフィジカルの強化にも取り組む。
現在のチーム状況について「練習の状態はそこまで良くない。外野との連携ができていないと感じることがある」と険しい表情で話した。その上で「しんどいときこそ、みんなに声を掛けるようにしている」と主将としての責任感をのぞかせる。
「チームとしては、リーグ優勝。個人としては、100安打を達成すること」としっかりと前を見据える。雪辱を果たす戦いは、今始まろうとしている。持ち前のリーダーシップを生かし、リーグ優勝を「打ち」取りに行く。
【おことわり】
3・4月号では学生の学年を、3月までの学年で表記しています。
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