大阪女学院大・短大の学生らが、JR玉造駅(大阪市天王寺区)周辺にある五つの商店街で使える、クーポン付き日めくりカレンダーを制作した。カレンダーには1枚ごとに店の宣伝やクーポンを掲載。買い物客は該当日のカレンダーを切り取り当日中に持っていくと、割引やサービスなどの特典が受けられる。「カレンダーを使って商店街をお得に楽しんでくれたら」と、学生らは商店街の来客増加に期待を寄せる。
 3年前、玉造地区商店街近隣にあるカレンダー製作会社が同大に話を持ち掛け、カレンダー作りが始まった。学生はイラストの一部をデザインするほか、商店への掲載交渉やカレンダーの配布などを担当。今回のプロジェクトには37人の学生が参加した。
 完成した今年のカレンダーの表紙には大阪城と真田家の家紋があしらわれ、和の雰囲気に。校内や学祭で配布し、昨年12月3日には商店街で配った。現在は掲載店舗で無料配布中。予定数に達した場合は終了となる。「カレンダーを持って商店街に来てくれたら」と製作に携わった立花夏美さん(3年)と筒井陽香さん(同)は話した。