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【写真】試合終了後、涙を流す天理大の選手ら(1月2日・秩父宮ラグビー場で 撮影=富山陽色)

 「東高西低」と言われ続けている大学ラグビー。1月2日、第53回全国大学ラグビーフットボール選手権大会の準決勝2試合が、秩父宮ラグビー場(東京都港区)で行われた。同志社大(関西大学Aリーグ2位)—東海大(関東大学リーグ戦1部1位)、帝京大(関東大学対抗戦A1位)—天理大(関西大学Aリーグ1位)が対戦。同志社と天理大がともに敗れ、第48回大会以来の関西勢決勝進出とはならなかった。

天理大FBケレビ 王者相手に存在感

 第2試合で天理大は大会7連覇中の王者、帝京大に挑んだ。

 前半4分にいきなりトライを許すが、19分にスクラムを起点としてFBケレビ(4年)がトライを決め、帝京大に傾きかけた流れを止めた。9点差で前半を折り返し迎えた後半、王者帝京大が意地を見せる。巧みなパスワークやステップなどで3連続トライを奪われ、テンポをつかまれる。

 苦しむ天理大は20分、右サイドからケレビが突っ込み、相手選手2人がかりのタックルを吹き飛ばし独走トライ。天理大の応援席から歓声が沸き上がる。さらに23分、再びケレビにボールが渡ると、相手選手の背後のスペースへショートパント。自らボールをキャッチし、ディフェンスをはじき飛ばしてこの日三つ目のトライ。王者を猛追する。立て続けにトライを決めたケレビに、球場全体が目の色を変えた。

 しかし、球場のムードにも揺るがない帝京大にトライを返され、時間が経過。天理大は得意のスクラムで善戦するが、王者の背中にはあと一歩及ばず。42—24でノーサイドの笛が響き渡った。「強い相手に3トライできて気持ちいい。日本一のチームに負けたのもいい経験」と振り返るケレビの目に涙はなかった。

同志社完敗 経験値の差

 11季ぶりのベスト4進出を果たした同志社は、第1試合で昨年準優勝の強豪、東海大との一戦に臨んだ。

 試合開始からわずか12分、強力なフォワード陣を擁する東海大に3連続でトライを奪われ、同志社は序盤からペースを握られる。一時はFB崎口(4年)とWTB安田(2年)のトライで追いすがるも、キャッチミスやペナルティーを連発し、東海大の勢いを止められず12—74で大敗を喫した。山神監督は「経験値の差が出た。攻めるときに(ミスも重なり)慌ててしまった」と敗因を語った。関東の牙城を崩す夢は次世代の選手たちへと託された。

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