2016富士山女子駅伝が昨年12月30日に行われ、立命が4連覇を達成した。

 立命は序盤、杜の都駅伝で優勝争いの末に敗れた相手、松山大の背中を追う形となった。1区で6秒差、2区では12秒差と食らいつき、2位でたすきをつなぐ。12月上旬に左足の甲を疲労骨折した3区の大森(4年)はけがの影響を感じさせず、区間賞の猛追でタイム差なしのトップになると、レースの風は立命に吹く。

  4区池内(4年)も区間賞となる走りを見せ、一気に単独トップへと躍り出る。続く5区6区でも2位以下の大学と差を広げ、最終7区の松本(3年)にたすきを渡す。7区は高低差169㍍と最大の難所区間だが、松本はリードを守りきり、そのままフィニッシュ。

 史上初の6連覇が懸かった杜の都駅伝で、松山大に王座を譲り苦杯をなめた立命。「日本一奪還&4連覇」を目標に掲げた今大会で、見事雪辱を果たした。