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【写真】敗戦し、悔しさをにじませる関学の選手ら(1月3日・東京ドームで 撮影=中野遥)

 社会人王者と学生王者が対戦し、日本一を決める第70回ライスボウルが1月3日、東京ドームで行われた。関学は2年ぶりに社会人チーム、富士通と対戦した。1年間、社会人チームに勝つことを目標にシーズンへ挑んできたが、総力が足りず13—30で15年ぶりの日本一を逃した。

 前半は相手の力に押され、流れを持って行かれる形に。第1Qはロングパスを立て続けに決められ、FGで先制点を取られる。反撃に出たい関学は、QB伊豆(4年)がランでダウンを更新するも得点までには至らなかった。第2Qでは、ショベルパスやミドルパスなどを織り交ぜ前進を試みる。また4thダウンギャンブルにも挑戦するが、QBサックを受け後退。攻撃権が富士通に渡ると、51ヤードのロングパスをエンドゾーンでキャッチし、TD。社会人の実力を見せつけられる。第2Q残り2分の場面で、RB加藤(4年)がランで敵陣まで攻め込み得点のチャンスを作る。しかし、4thダウンギャンブルでロングパスを狙うも失敗に終わり、チャンスをものにできなかった。

 20点差で迎えた後半。第3Q終了まで残り5分ほどの場面で関学は、RB橋本(4年)がディフェンスを突破し、続く攻撃でRB野々垣(4年)が18ヤード前進する。さらにWR池永(4年)がボールを相手ゴール前まで持って行き、橋本が中央に突っ込み、TDでチーム初得点。第4Qでは、池永が相手ディフェンスを振り切りダウン更新まで持って行く。そこから伊豆のパスをWR亀山(3年)がエンドゾーンで受け、追加点。しかし反撃は及ばず、社会人の壁を越えることはできなかった。

 試合後、鳥内監督は「(富士通の)ロングパス3本は、(学生同士の試合では)経験できない。ディフェンスは頑張っていたが、しんどかった。アメフトは最終的に1対1の戦いになるため、個人技で打開してもらわないと」と個々の力が足りないと分析する。2年間関学のQBとしてプレーをしてきた伊豆は「今日は『絶対点を取らないといけない』という気持ちから気負ってしまった。これが自分の実力。後輩たちには、社会人を倒して雪辱を果たしてほしい」と話した。ライスボウルをもって4年生は引退。打倒社会人チームを目指し、来シーズンは新たなチームでスタートを切る。

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