【11・12月号掲載】日本女性の美の変遷たどる
奈良大の学生が取り組んだ日本の美の歴史をたどるプロジェクトが今、注目を集めている。全学科横断学生プロジェクト「美し記~utsukushiki~」と名付けられ、日本の女性の「美」の価値観の変遷をテーマに映像作品が制作された。
映像では各時代の日本の女性の「美」を探求。現代の格好をした女性と、縄文から古墳、奈良、平安、大正時代の衣装を着た女性の姿から当時の美を見ることができる。衣装はメンバー自らの手で作り、当時の文献や絵画を参考に細部までこだわった。プロジェクトの映像はユーチューブに投稿され、再生回数が15万回を超えている。
プロジェクトでは映像制作以外にも「きれい」「かわいい」「うつくしい」という言葉の使い分けについて調査し、多方面から「美」という概念に迫った。
プロジェクトの話が出たのは、今年の2月。以前から大学の広報を担当していた広告代理店の博報堂との会議がきっかけだ。奈良大は歴史の分野に特化し、歴史的資料も多く所有していることから、プロジェクトは歴史をテーマに始動。学科ごとに異なる視点から、各時代の人々の価値観など歴史の魅力をアピールした。
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