最近注目の仮想現実(VR)技術が使われている近未来を描いた約30分間のSFアクション映画『CYBER DIVE(サイバーダイブ)』を大阪電気通信大の学生チームが制作。10月10日にユーチューブ上で発表した。
 制作したのは同大のプロジェクト「電ch!(でんチャン)」。学生と映像制作のプロが協力し、映画やテレビドラマの撮影、編集を行っている。映像作品としては、今回が4作目となる。 仮想現実を用いたゲームが流行する近未来を舞台に、主人公たちがゲーム内で起こる危機に立ち向かうというストーリーになっている。「電ch!」作品でのアクション映画の撮影やCGの使用は初の試みとなった。出演や撮影など100人以上の学生やプロのスタッフが制作に関わった。
 監督と脚本を務めた市田俊介さん(同大・博士前期)は、学部生の頃から講義を元にCG技術や演出方法を学び、アクション映画を制作していた。「『学生が作った』という前置きがなくても十分認められるクオリティに仕上がった」と自信をのぞかせる。今後もインターネットを中心に広報活動を続けていくという。