アメリカンフットボールの関西学生リーグが11月19、20日に最終節を迎える(11月17日現在)。優勝を争うのは、全勝で勝ち進んでいる立命館大と関西学院大。20日の直接対決で、今季の王者が決定する。
 昨年、5年ぶりのリーグ王者となった立命。今季の目標はリーグ連覇を果たし、来年1月3日に行われるライスボウルで社会人王者を倒して日本一になること。そのためには避けて通れない相手、関学を倒す必要がある。今年は昨年から主軸として活躍していたRB西村(3年)だけでなく、WR渡邉(2年)やWR猪熊(4年)らがTDを奪うなど、戦力が底上げされた。また昨年からQBとして活躍する西山(3年)は、現在パス成功率がリーグトップ。安定したボールパスも強さの一因だ。
 一方、昨年立命に王座を譲った関学も攻守共に負けてはいない。今年は雪辱を果たすために、練習では常に立命のオフェンス陣を意識したメニューをこなしてきた。4年生のQB伊豆やRB野々垣、RB橋本らが中心となり得点を重ねている。ディフェンス陣も強さを発揮し、第6節の京都大戦で許したTDは1回のみ。立命戦に向け勢いづく戦いとなった。伊豆は「絶対にリベンジを果たし、その先にある日本一を達成したい」と話す。
 リーグ優勝のみならず、その先の学生王者と日本一を狙う両チーム。目標達成のため、昨年と同様に最終節まで無敗で勝ち進んできた。戦力は拮抗している。リーグ優勝をつかみ取るのはどちらか。