【アメフト】関学 雪辱果たし王座奪還
◇関西学生アメフトリーグ第7節(2016年11月20日・万博記念競技場)
<関学大22-6立命館大>
互いに全勝で迎えた頂上決戦。王者立命館大と雪辱に燃える関西学院大が最終節で激突した。大勢の観客が万博記念競技場に詰めかけた中、先手を取ったのは関学。QB伊豆からのパスが次々通り立命陣内まで攻め込むと、最後は伊豆からWR松井理己に30ヤードTDパスが決まり、主導権を握る。立命も得意のランプレーからリズムを作りたいところだが、RB西村が徹底マークにあい、思うように攻め込むことができない。第2Qもファンブルを犯すなどらしくないプレーが続くと関学が畳み掛ける。伊豆のパスや相手の反則などで相手ゴール前まで侵入。RB橋本がダイブでエンドゾーンまでボールを運び、待望の追加点を挙げる。第3Qにも、WR池永がTDを決め着実に加点し、立命にすきを与えない。第4QにはLB松本がインターセプト、LB山岸がQBサックでセーフティを決めるなど守備でも立命を圧倒する。立命は試合終了直前にRB西村が意地のTDを決めるが万事休す。終始、試合の主導権を握った関学が2年ぶりにリーグ制覇を果たした。立命は11月27日に甲子園ボウル西日本代表校決定戦4回戦で名城大と対戦する。
【第1Q】関学7-0立命
【第2Q】関学6-0立命
【第3Q】関学7-0立命
【第4Q】関学2-6立命
【試合結果】関学22-6立命
【試合後のコメント】
▽関学・鳥内監督
向こうが上手いことやってくれたから点を取ることが出来た。伊豆のブロックもかなりきいていた。ええ巡り合わせがきた。(後半から出た若手選手について)経験することが大事。ただ、ランプレーをしてはじき返されたのが現実。本人たちにはボールを通せていないというのが分かっている。最後だから頑張るのは当たり前。次勝てなかったら一緒。(次の試合は)自分の心を無にしてやらないと、心が一番邪魔をする。まだ試合があるというのは喜びが違う、全然喜べない。先制を立命に取られていたら違っていた。
▽関学・WR池永
(リターンについて)伊豆と夏頃からずっと練習していたので練習通りにいけた。まだまだ強くなって次に帰ってきたい。(今日勝利したことで)準備できる期間があることは嬉しい。相手がたくさんミスをしてくれた。個々の能力は(立命が)一番高いので気を引き締めたい。
▽関学・LB山岸
一戦一戦重ねるごとに(チームみんな)成長していた。関大戦の前に4年間の集大成を見せつけると4年生で話し合ったので、そこから気持ちが違ってきていた。立命は昨年敗れた相手なので(勝てたことは)素直に嬉しい。(次の試合は)今日より強くなって立命を迎え撃ち、必ず勝ちたい。
▽立命・米倉監督
見ての通り完敗ですね。2戦目とかは全く考えていなかった。関学が点差以上に我々を上回っていた。ただ、まだ誰一人目は死んでいない。これからの2週間死ぬ気で頑張れば、勝てると信じている。前を向いてやりきるしかない。本当にタフな2週間になるが全身全霊でやって行くだけ。
▽立命・RB西村
まだ関学に勝てるまでには達していなかった。(自身のプレーについて)全部足りていなかった。今日の反省を次につなげていきたい。OLの組み立て方、(自分の)走り方を変えていきたい。OLとのコンビネーションの問題が大きかった。ベンチもいつもと違う空気だった。(今後に向けて)勝ちます。
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