【サッカー】関学 首位阪南大に快勝
◇関西学生サッカー後期リーグ第11節(11月13日 ヤンマースタジアム長居)
<関学4-1阪南大>
首位阪南大と2位関西学院大の直接対決。両チーム、インカレに向けて弾みをつけたいところだが、試合開始早々に関学が阪南大の出鼻をくじく。1分、左CKからMF山本が上げたボールをDF米原がヘディングシュートを叩き込み、先制に成功する。幸先のいいスタートを切った関学だったが、その後は劣勢。阪南大がセカンドボールに素早い反応を見せ、ボールを保持し多くのチャンスを演出する。関学は押し込まれながらも無失点で乗り切り、1点リードで折り返す。流れを取り戻したい関学はまたしてもセットプレーで追加点を奪う。53分、右CKからFW出岡がグラウンダーのパスを送ると、走り込んだMF山本が右足でシュート。相手の意表を突いたシュートがクロスバーに当たり、ゴールに吸い込まれた。しかし、阪南大もすぐさま食らいつく。69分、FW草野が強烈なミドルシュートをゴール右隅に突き刺し、1点差に迫る。勢いを取り戻した阪南大はその後も再三、関学ゴールを脅かすが、この日の関学は一味違った。集中した守備で阪南大の攻撃を跳ね返し、得点は許さない。すると、73分にFW出岡が得点ランク単独トップに躍り出るゴールを決めると、79分にもゴールを奪い、試合を決めた。関学が大量得点で首位阪南大を撃破し、リーグ戦を2位で締めくくった。
【前半】関学1-0阪南大
【後半】関学3-1阪南大
【試合終了】関学4-1阪南大
【得点】関学:DF米原(1分)、MF山本(53分)、FW出岡、(73分)、MF塩谷(79分) 阪南大:FW草野(69分)
▽関学・成山監督
優勝すると言っていたのに今季は何一つ達成できていなかった。今節はインカレに向けて阪南に勝ち、誇りとプライドを取り戻すか、負けてズルズルいくかの重要な試合だった。(1ゴール2アシストの山本について)得点に絡める能力があるから使っている。守備もやって結果も残してくれたのでよくやったと思います。(インカレに向けて)阪南大の前に来る迫力を見て、より守備の激しさを増していかなければと思った。インカレでは今日みたいな試合が続くので一試合一試合腹くくって気合い入れて臨みたい。
▽関学・FW出岡
阪南の優勝が決まっていたので、2位を目指そうと臨んで、それが実ってよかった。(得点王争いについて)前の試合で立命の木藤選手が得点を決めていたので、どうせなら自分も得点を決めて得点王になりたいと思っていた。それが実現できてよかったし今日の得点は今後に絶対にプラスになると思います。(得点シーンについて)背後を狙っていこうと考えていたので、山本からいいパスが入って自分の得意な左に持ち込めた。決めきれてよかったです。(インカレに向けて)昨年優勝したのでどのチームも関学を倒そうと向かってくると思うが、自分たちはそれを上回れるようにもう一度準備して、2連覇を達成したい。
▽阪南大・須佐監督
失点の形が悪い。前半は押し込めたが突破の回数が少ない。あとは決定的なチャンスを外しているようじゃ駄目。相手が盛り返してきた時に押し返せるようにしたい。(インカレに向けて)チャンスを決めきれるように、もう少しきちっとやっていかないといけない。
▽阪南大・DF甲斐
優勝を決めてからの2試合は難しかった。正直ほっとしている部分があった。球際などで甘えじゃないけどそういうのがあった。(最近のチーム状況について)悪いわけではないが、大野のけが、前田の調子が上がらない、脇坂の出場停止など全員がそろわないので難しい状況。(インカレに向けて)一戦一戦割り切って戦っていきたい。
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