◇関西学生アメフトリーグ第6節(2016年11月6日・神戸ユニバー記念競技場)
<関学大34-7京都大>

前節関大に快勝を収め、全勝を維持する関学と長年ライバル関係にある京大との伝統の関京戦が行われた。試合開始直後から互いの意地と意地がぶつかり合う激しい試合となる中、先手を打ったのは京大。ランとパスを織り交ぜた攻撃で着実に前進すると、関学ディフェンスのミスも重なり敵陣深くまで侵入する。そして、RB入山が関学ディフェンスをランでかわし、最後はエンドゾーンに飛び込んでTDを奪い京大が先制に成功する。しかし、関学はディフェンスの悪い流れをオフェンスが断ち切る。第1Q終了間際、RB山口がTDを奪いすぐさま追いつくと、第2QにはRB橋本が混戦から抜け出し、70ヤードを独走するTDを決め逆転する。その後も得点を重ね関学が優位に試合を進める。すると第3Q、守備でビッグプレーが飛び出す。関学DB横澤が相手のパスをインターセプトし、そのままエンドゾーンまで運ぶインターセプトリターンTDを決め、京大を突き放す。京大も第4QにDB立花がインターセプトを決めるなど最後まで攻めの姿勢を貫いたが、集中力を取り戻した関学ディフェンスを崩せず、力尽きた。関学はRBのランプレーを中心に5TDを奪い、守備ではDB横澤が2度のインターセプトを決めるなど次節につながる内容で京大を下し、立命館大との全勝対決に臨む。

【第1Q】関学7-7京大
【第2Q】関学13-0京大
【第3Q】関学7-0京大
【第4Q】関学7-0京大
【試合結果】関学34-7京大

【試合後のコメント】
▽関学・鳥内監督
全てにおいてあかん、足らん。ディフェンスは自分のプレーができてなかった。立命はもっと強い。立ち上がりから強い精神状態でどんだけできるか。ランナーはいやらしい走り方ができるようになってきた。(反則について)反則が多い。どれも防げる反則。(接戦では)致命傷になりかねない。(今後の戦いに向けて)次(立命館大戦)勝たないと始まらない。お互いディフェンスが強いから接戦になる。どれだけ少ないチャンスをものにできるか。

▽関学・RB橋本
今日はチャンスが少なかった。良いランも悪いランもあった。(今後は)プレーに幅を出して、フィールドを広く使っていきたい。練習から調子は上がっている。それを試合で出せるのかが課題。コンディション、スピード、判断力も(けがをする前に)戻ってきた。(今後の戦いに向けて)立命に屈辱を晴らしたい。何としても勝って目標の日本一を獲りたい。

▽関学・LB山岸
(立ち上がりの失点について)準備してきたが、対応しきれなかった。京大さんの気迫が自分たちよりも上だった。今日はオフェンスに助けられた試合だった。今年はタフなシーズンになるとわかっていたのでトレーニングの姿勢を見つめ直したり、キックに対する意識を高めてきた。(今後の戦いに向けて)やっとここまで来たという感じ。去年(の敗戦)を経験しているメンバーを中心に一年間やってきたことをこの2週間濃くやって、次節に臨みたい。