【野球】関大 投打かみ合い初戦突破
第47回明治神宮野球大会関西地区第1代表決定戦、大阪商業大-関西大が、10月29日南港中央球場で行われた。関大は初回、1番多田、3番古川の四球と重盗から二死二、三塁とすると、5番若泉、6番土井の連続適時打で2点を先制する。3回に1点を返されるも、4回には二死から多田が安打で出塁し、2番阪本将が右翼線に適時二塁打を放ち追加点。8回にも多田の安打を皮切りに二死二塁の好機をつくり、途中出場の4番、藤井勝の中越え適時二塁打と暴投で2点を奪う。先発した山本は3回にスクイズで1点を失うも、9回を粘り強く投げ抜き8奪三振完投勝利。投打のかみ合った関大が5ー1で大商大を下し、第1代表決定戦の2回戦へ駒を進めた。
大商大 001 000 000=1
関大 200 100 02×=5
【大商大】●尾田、大西-太田
【関大】○山本-久米
二塁打:阪本将、藤井勝(関大)
【試合後のコメント】
▽関西大・早瀬万豊監督
「山本はピンチもありながらよく踏ん張ってくれた。もともと完投能力のある投手。点の取られ方はよくなかったが、後をしっかり抑えてくれた。今日は気持ちが入っていて、真っすぐで差し込むことができていた。向こうの(先発の)尾田君は緩急をうまく使う安定した投手。先制できたのは大きい。明日も今日のように、2点以内に抑えて3点以上取る。先制して中押し、だめ押し。一喜一憂してる場合じゃない。すぐに切り替えて明日に臨む。最後までしっかりやらないといけない」
▽関西大・山本隆広投手
「緊張をプラスに変え、自分の力を信じてマウンドに上がった。先発するからには相手の投手より少しでも長く、できれば最後まで投げる気持ちでいる。任されている以上は応えないといけない。スクイズで1点取られたが、得点圏に走者を置いてから踏ん張ることができた。反省点として、むだなランナーをなくさないといけない。まだ2試合続く。神宮行きが決まるまで、気を引き締めたい。3連勝して神宮に行く」
▽関西大・多田桐吾選手
「(3安打4出塁3得点の活躍について)とにかく塁に出たいという思いが強いのと、逆方向に打ち返すことを意識したのが結果につながったと思う。リーグ戦ではベストナインを取ることができたが、関学戦と立命戦では全然打てずにチームの足を引っ張っていた。不安はあったが、練習で少しずつ調子と自信を取り戻した。試合前、他大学の人たちがスタンドに応援に来ているのが見えて、自分たちの立場の重みを感じた。自然に集中力と気合いが入った。自分たちは関西学生野球の代表。今日倒した大商大の分も絶対に負けられない」
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