【野球】近大 最終節京大に粘り勝ち
関西学生野球秋季リーグ戦 第7節 近畿大-京都大の1回戦が、10月15日わかさスタジアム京都で行われた。近大は初回、3番末武が右越えソロ本塁打を放ち先制する。その後も打線は、6回に末武の三塁打で好機をつくると4番竹村の犠飛で追加点。8回にも敵失で2点を追加しリードを広げる。投手陣では第1節(9月3日同志社大戦)以来の登板となった先発畠と、2番手の横山は制球が定まらず京大を相手にピンチを招くも、1失点に抑え4-1で近大が京大に先勝した。
近大 100 001 020=4
京大 000 000 010=1
【近大】畠、○横山-山野
【京大】●大山、岩本、宇納-村山
本塁打:末武(1号ソロ)(近大)
三塁打:末武(近大)
二塁打:小野(近大)
【試合後のコメント】
▽近畿大・田中秀昌監督
「(畠投手について)できる限りいけるとこまでと思っていたが、4回の時点で握力が無くなっていたので交代させた。初回から148㌔出て、びっくりした。久しぶりにしてはストレートの力もあり、調子の良いときと変わらないくらいだった。プロ志望届を出しているし、リーグ戦最後になるかもしれないので登板させた。本人も今日に向けて調整してきていたと思う」
▽近畿大・末武雄貴選手
「ホームランはたまたま。三打席目の三塁打のほうが飛び方が良かった。畠は(復帰戦で)思う部分もあっただろうが、勝つことができて良かった。最後の試合はしっかり勝って終わりたい」
▽近畿大・畠世周投手
「悔いが残らないように、持っている力を出そうと思って投げた。(練習で)球数を投げられていない分、コントロールが甘くなっていた。初回でちょっと飛ばしすぎたので、次の回から落ち着いて投げようと思った。(9月3日以来の登板について)ずっと投げたい気持ちはあった。調子の悪い状態で投げた方がチームに迷惑をかけていたと思う。今日は出せる力は全部出せたので悔いはない。(ドラフト会議を目前にして)やることはやってきたので、自分は特に気にしていない。選ばれたら胸を張っていこうと思う」
▽近畿大・山野雅之捕手
「(畠投手について)調整しきれていない部分があり、しょっぱなからとばして投げていた。一番大事な初回を抑えることができたのは大きい。今日は真っすぐが良かった。4回にはスピードが落ちたり、球が抜けたりしていたが、自分の投球スタイルを崩さず粘り強く投げてくれた。そこがあいつのいいところ。2番手の横山は緩急をつけて、調子が悪いなりにも低めに集めていた。明日も勝つのみ。しっかりリードして、いい試合展開に持っていきたい」
▽京都大・青木孝守監督
「打てなかった。8回の1点は相手からもらったようなもの。大山はよく投げてくれたが、途中で足が突っ張ったので交代した。近大の末武君に2本(本塁打と三塁打)打たれたのが痛い。明日はうちの柱、3番(森本)、4番(佐々木)にどう回せるかが大事になる」
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