関西学生野球秋季リーグ戦第6節、関西学院大-同志社大の2回戦が、10月10日南港中央球場で行われた。同志社は初回、1番辻の中前安打と暴投で無死三塁とし、2番大西が右前安打を放ち1点を先制する。4回に関学の4番森中のソロ本塁打で同点に。しかし5回、辻の安打と死球から二死一、二塁とすると、3番福原が左翼線に適時二塁打を放ち勝ち越しに成功。さらに、4番井手が左翼線への2点適時三塁打を放ちこの回3点を奪った。試合は同志社がリードを守りきり4-2で勝利し、勝ち点を3とした。

関学 000 100 100=2
同志社 100 030 00×=4

【関学】●後藤田、中内洸-仲川
【同志社】○平尾奎、福島-山岸
本塁打:森中(1号ソロ)、姫野(1号ソロ)(関学)
三塁打:井手(同志社)
二塁打:仲川(関学)、福原(同志社)

【試合後のコメント】
▽同志社大・澁谷卓弥監督
「昨日と同じように2アウトから得点することができた。勝たなければいけないというチームの意思が形になっている。やるべきことをしっかりやろうと選手に言った。今のモチベーションを保って立命戦に臨みたい」

▽同志社大・平尾奎太投手
「後ろにいい投手が控えているので、初回から全力で投げ込んでいこうと思っていた。(本塁打を2本浴びて)打者のレベルが高いなと思った。今日は右打者への内角が甘くなって、チェンジアップも高めに浮いていたが、しっかり打たせて取ることができたと思う。(病気で)4季分プレーできなかったので、みんなの2倍頑張りたい。今は自分の思う力強い投球ができるようになったので、もっとトレーニングを積んでレベルアップを目指す。両親や病院の先生に結果で恩返しできるように、みんなの力で勝ち上がっていきたい」

▽関西学院大・竹内利行監督
「チャンスで一本出なかった。ヒットも出ていない。ホームランが出たのは良かったけど、ノーアウト満塁で打てないというのが痛い。相手ピッチャーが荒れていたところを、うまく切り崩せないのがうちの弱いところ。守りのミスが昨日今日と出てしまった。後藤田は良くも悪くもなく普通。不運な部分もあったが良く投げてくれた。『関関戦まで負けてしまっては情けない』とチームにはっぱをかけてやった。関大のピッチャーはレベルが高いのでいかに打ち崩せるか、守りきれるかが鍵。最小失点に抑えて勝ちにいく」