関西学生野球秋季リーグ戦 第5節 京都大-同志社大の2回戦が、10月5日南港中央球場で行われた。同志社は初回、二死三塁の場面で4番井手が初球を中前に運び先制する。四球をはさみ、なお一、二塁の好機で6番平山が左越えの適時二塁打を放った。先発した平尾奎は11三振を奪い完封勝利。京大戦2連勝で勝ち点を2とした。

京大 000 000 000=0
同志社 200 000 00×=2

【京大】●平田、樋川、岩本、大山-村山
【同志社】○平尾奎-山岸
三塁打:辻(同志社)
二塁打:平山(1号)(同志社)

【試合後のコメント】
▽同志社大・澁谷卓弥監督
「平尾奎は四球も一つで安定していた。立ち上がりで力みが見えたが、変化球でカウントを整えてストレートで勝負できていた。(2得点に終わった打線について)11本ヒットは出ているので心配はしていない。むしろ上り調子。平山が良い働きをしてくれた。良い形で次の関学戦に臨める。次負けると優勝は難しいので気を引き締めたい」

▽同志社大・平尾奎太投手
「初回は力んで球が浮いていたが、変化球を混ぜながら的を絞らせないようにした。2回以降は調子が上がってきたので、2点あれば大丈夫だと思った。4年生は最後のリーグ戦なので、最後に悔いが残らないようにしていきたい」

▽京都大・青木孝守監督
「予想以上に左打者が平尾君を打てなかった。ランナーが出たのは1、3、9回だけ。甘い球が全然なく、低めの球を三振していた。次の近大も左投手が多い。少し大振りになっているのを修正しないといけない」