昨季、3季連続リーグ優勝を果たした立命は今秋の開幕節で京大に連勝し、勝ち点1を獲得。4季連続のリーグ制覇に向け、チームを支えるのは投手陣だ。
 開幕戦に登板したのは、昨季に防御率0.65を記録し、最優秀選手と最優秀投手に選出されたエースの東(3年)。京大打線を相手に12奪三振1失点で完投し、抜群の安定感を見せた。2回戦では2年生が活躍。岡本が5回を2安打無失点にまとめ、6回以降を黒田、小橋、山上がシャットアウト。岡本はリーグ戦初先発で初勝利を手にした。
 投手陣について後藤昇監督は「2試合で1失点に抑えてくれたのは大きい」と評価。主将の高島(4年)も「投手陣は全員後輩だが、安定した投球をしてくれて頼りになる。うちの投手陣が2、3点取られることはなかなかない」と信頼を寄せる。

◎鍵は打線の援護
 打線の中心となるのは4番の高島。勝負強い打撃が持ち味で、昨季はチームトップの9打点を記録した。今秋の開幕節では初戦で2安打2打点。2回戦では打線が決定打を欠く中で、決勝の2点適時二塁打を放ち勝利を引き寄せた。
 打撃陣は初戦で15安打10得点を奪ったが、2回戦では8安打2得点11残塁と拙攻が目立った。試合後、高島は「(チームは)全体的に、自分のスイングができていない気がする。しっかり調整して次の近大戦に臨みたい」と次戦を見据えた。強力な投手陣を打線が援護できるかが4連覇への鍵となる。