【9・10月号掲載】【アメフト】関学 立命見据え対策
2年ぶりの学生王座を目指す関西学院大FIGHTERS。昨秋のリーグ最終戦で6連覇を目指した関学は立命館大の前に序盤からリードを許し、終盤に猛追を見せるも27―30で惜敗。打倒社会人チームを目標に取り組んできたが、リーグ戦で足をすくわれる形となった。
昨秋の雪辱を期するべく臨んだ春シーズン。主将のLB山岸(4年)は「昨年のチームは自分の意見を言いづらいと思った。今年は選手が主体的に行動できるチームを目指している」とチームを根本から見つめ直した。練習では下級生が上級生に要望を言いやすい環境を作り、下級生がミスなく試合に臨めるように上級生がサポート。昨年より自由な環境の下、選手たちの結束力が強まった。山岸は「まだまだ(プレーの)細かいところが雑だが、選手たちは積極的にチャレンジする気持ちを出せている」と今年のチームに手応えを感じている。
1月3日のライスボウル出場に向けて避けては通れない相手が立命だ。QB伊豆(4年)は「今は立命のことしか考えていない。立命を倒さないと先に進めないので、どうしてもライバル意識はある」と警戒する。8月に行われた夏合宿では立命対策を徹底。自分が対峙(たいじ)する選手を想定するなど入念に練習を行った。学生最強のライバルに立ち向かうための余念はない。
秋のリーグ戦が開幕を迎えた。伊豆は「不安はあるがやるしかないという気持ち。立命にリベンジを果たしライスボウルで勝って、今までの苦しみが全て報われる終わり方ができれば」と抱負を語った。
山岸は「勝つことが一番。オフェンス、ディフェンス、キックを三位一体にして勝っていきたい」と意気込む。新生FIGHTERSが見据えるは打倒立命、そして2001年度以来の日本一だ。
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