◇関西学生サッカー後期リーグ第4節(9月25日 J−GREEN堺メインフィールド)

<関西学院大1-1桃山学院大>
前節、近畿大に逆転負けを喫した関西学院大。優勝争いに生き残るためにも勝ち点3が欲しい今節は、9位の桃山学院大と対戦した。前半、桃学大はFW岡(J2松本山雅FC内定)を中心に攻撃を仕掛け、対する関学は両サイドを使い、攻撃を展開。しかし両チーム、シュートの精度を欠き、0–0で前半を終える。後半、均衡を破ったのは関学。中央から抜け出したMF山本がペナルティエリア内に侵入し、相手GKの動きを見極め冷静にゴール右隅に流し込んだ。期待のルーキーの活躍により、先制に成功した関学はその後も攻勢を強め、桃学大ゴールに襲い掛かる。しかし一瞬の隙を突かれ、途中出場の桃学大FW中井に左サイドの突破を許すと、角度のないところから同点ゴールを叩き込まれた。関学は最後まで勝利を目指したが及ばず、1−1で試合終了。首位阪南大との勝ち点差は6に開き、リーグ連覇のためには一戦も落とすことはできない。

【前半】関学0-0桃学大
【後半】関学1-1桃学大
【試合終了】関学1-1桃学大
【得点】関学:MF山本(52分)桃学大:FW中井(78分)

【試合後のコメント】
▽関学・成山監督
関学が90分間走り抜けないチームだということがわかった試合だった。後半、時間が経てば劣勢になってしまう。(前半を終えて)気持ちもプレーも前を向いてやってほしいと声はかけた。先制してから、追いつかれるのは前期から同じパターン。昨年もそうだったが、シーズンを追うごとにトレーニングで追い込んでいくことで良くなってくるので、これから90分戦い抜ける体力をつけていきたい。

▽関学・MF山本
立ち上がりに相手が前から来ていて、主導権を握られたが、後半は監督から言われた通り自分たちが前から行けたので点が取れたと思う。(得点シーンについて)パスを受けた時に自分の(突破できる)コースが見えた。キーパーが出ていたのでゴロのシュートを選んだ。(好調の要因について)練習の中から常に考えながら、臆することなくプレーできている。(今後に向けて)一本決めきるというところを意識してやっていきたい。