【6・7月号掲載】【サッカー】トップ3混戦
第9節まで日程を終えた関西学生サッカー1部リーグ。上位争いは混戦状態だ。首位を走るのは関西学院大。2位の大阪体育大と3位の阪南大が後を追う形だ。関学と大体大は7勝2敗、阪南大は6勝2敗1分で上位3チームが勝ち点2の間にひしめいている。第10節では阪南大と大体大、第11節では関学と阪南大の直接対決が行われる。
3チームに共通しているのは攻撃力。阪南大はここまでリーグトップの22得点。関学は19得点で、FW出岡(4年)が得点ランキング1位を独走する。大体大は昨年アシスト王に輝いたMF池上(4年)を中心に20得点をマーク。さらに、上位3チームのシュート数は100本超え。4位以下のチームと比較して、突出している数字だ。積極的な攻撃が上位進出につながっている。
守備力で一歩秀でているのは関学。主将の米原(4年)を筆頭に、岡山(4年)、小川原(3年)、高尾(2年)ら4人のDF陣が強固な守備を築く。関学の被シュート数45本は、全チームと比較して断トツで少ない。第8節の大体大にも完封勝利し、守備の堅さを証明した。
上位の中でも、圧倒的なDF陣を擁する関学が優勢に見える。前期を首位で折り返すのはどのチームか。3チームに共通する攻撃力を封じる守備陣が、首位争いの鍵を握る。
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