兵庫県姫路市の観光大使を務める「姫路お城の女王」が5月21日の「第67回姫路お城まつり」で発表され、先代からたすきが渡された。今年で49代目となるお城の女王には、中井綾子さん(神戸大・修士課程)と満田芽生さん(兵庫教育大・3年)、中嶋佳奈愛さん(同志社大・2年)が選ばれた。

 まつりを主催した「姫路お城まつり奉賛会」は昨年12月下旬から1月中旬にかけて公募。応募者40人の中から中井さんら3人が選出された。食べ歩きや散策が趣味の中井さんは「あまり知られていない食材やご当地の地酒を紹介したい」と応募に踏み切った。

 選ばれた3人のお城の女王は、地域の行事や記念セレモニーなど、さまざまな場で姫路をアピールする。今後の活動について留学経験のある満田さんは「海外の方にも姫路城だけではなく街全体の素晴らしさを知ってもらいたい」、幼い頃から詩吟を続けている中嶋さんは「詩や和歌にうたわれる姫路の文化や歴史を伝えたい」とそれぞれ意気込んだ。

 昨年3月にグランドオープンし、入城者数が日本一の城郭となった姫路城。白くまぶしい天守の下、先代から受け継いだたすきを胸に、国内外へ姫路の魅力を発信する(聞き手=清水綾里)

Vol.305 FOCUSの内容に誤りがありました。謹んでお詫びさせていただくとともに、以下のように訂正いたします。

【誤】中井綾子さん(神戸大・修士過程)

【正】中井綾子さん(神戸大・修士課程)

 関係者の方々、および読者の皆様にご迷惑をおかけしたことを、重ねてお詫び申し上げます。

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