関西学生野球春季リーグ戦第6節、立命館大-近畿大の3回戦が、5月11日南港中央球場で行われた。近大は2回、一死三塁から8番川上がスクイズを決め先制する。直後に同点とされるも7回、二死満塁の好機で2番吉田、3番竹村の連続適時打により3点の勝ち越しに成功。4-1で立命を下し、1勝1敗1分とした。先発の畠は9奪三振完投で、今季初勝利をおさめた。

立命 001 000 000=1
近大 010 000 30×=4
【立命】●渡邉、山上-山田
【近大】○畠-川上、益田
二塁打:辰己、高島(立命)

【試合後コメント】
▽近畿大・田中秀昌監督
「今日も試合前から『畠に1勝プレゼントしよう』と言ってきた。それが実現できた。延長戦が続き身心ともにしんどいなかよく投げてくれた。この間8点差を追いつき、負けなかったことが今日につながった。勝つことで精神的にプラスになる。明日練習して、京大戦も勝って弾みをつけたい」

▽近畿大・畠世周投手
「(1勝まで)長かったです。今日は誰が見ても調子がいい方ではなかった。そのなかで1点に抑えられてよかった。今日は普段より変化球が多かった。長いトンネルだったが、次から新しい気持ちでいける」

▽近畿大・吉田貴亮選手
「監督に『思いきりいけ』と言われてたので、ねらい球はしぼらず思い切りいった結果いいところに飛んだ。前の打席はチャンスで凡退してしまったので、絶対打とうという気持ちで打席に入った。なかなか勝ち星をつけてあげられなかったので、畠のためになんとか1本打とうと思った。立命に1勝できたのは大きい」