【野球】近大 立命に8点差も土壇場で追いつきドロー
関西学生野球春季リーグ戦第6節、近畿大-立命館大の2回戦が、5月8日ほっともっとフィールド神戸で行われた。近大は初回から投手陣がつかまり、5回までに8点の大量リードを許す。しかし6回、2番吉田と3番竹村の連打などで、一死一、三塁の好機をつくると、4番小野、代打横水、代打木村の適時打で一挙5点を返す。7回にも竹村の適時打から1点を追加。2点差で迎えた9回、1番小深田、2番吉田の連打などで二死一、二塁とすると、小野が右中間に適時二塁打を放ち同点に追いつく。その後の回を近大・畠、立命・山上の両投手が無失点に抑え、連盟規定により延長15回引き分けとなった。
近大 000 005 102 000 000=8
立命 213 020 000 000 000=8
【近大】横山、倉田、岡田、伊波、畠-川上、益田
【立命】渡邉、岡本、黒田、山上-山田
三塁打:堂(立命)
二塁打:横水、小野(近大)、堂、佐々木2、早田(立命)
【試合後のコメント】
▽近畿大・田中秀昌監督
「(8点差で)いい意味で開き直ってやっていた。よく追いついてくれたと思う。本当に畠に1勝あげたかったが勝ちきれない。(昨日からスタメンの小野について)練習からいい感じで打てていたし、長打もあるので一か八か(の起用)。昨日の試合をみて今日は迷わず4番に決めた。辛抱して辛抱して使ったがあの場面でよく打ってくれた」
▽近畿大・小野翼選手
「(9回の同点の場面)打ったのは真ん中のストレート。ストレートが多い投手だと聞いていたので狙っていた。山をはった結果がでた。4番に特別な意識はなく、来る球を思い切り打つだけと考えている。8点差あったが僕自身は諦めていなかった。前半で失点していまい、負けるのかなという空気があったと思うが、6回はそれをはね返す回だった。まだ勝ち点がないので先輩のためにもとりたい」
▽近畿大・畠世周投手
「チームにとっても自分にとっても負けられない。必死に投げていた。気持ちを出していけた。(今後の登板について)疲労がでてくると思うが、コースを低めに投げることを意識して投げたい」
▽立命館大・後藤昇監督
「私が悪い。勝たしてあげたかったが思いが強すぎた。寝てる子を起こしてしまった。明日は総力戦でやるしかない
」
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