【野球】関大の新エース
「もっと勝てる投手になりたい」。昨年関西大を引っ張った石田光が引退した今、投手陣の柱として活躍を誓うのは阪本大樹(3年)だ。
今シーズンの目標は、先発する試合は最後までマウンドを守ること。昨春の近畿大戦では「全くストライクを取れず、すぐに交代になってしまった」と悔しさをにじませた。
昨春の経験をばねに、昨秋はリーグ4位の防御率1.13を記録。得意とするストレートだけでなく変化球にも磨きをかけ、投球の幅が広がったことが大きな収穫となった。
しかし阪本大自身は「防御率など全体的に見れば悪くはないが、自分が勝ちにできるはずのものを勝ちにできなかった」と昨シーズンを振り返る。チームの勝利に貢献するために、更なる高みを目指す。
バッテリーを組む久米(3年)が「打者に当ててもいいから、思いっきり気持ちで来い」と構えてくれる姿が頼もしいという。「試合のときは技術よりも、気持ちが大事」と語る阪本大。早瀬監督は「石田の穴を完全に埋めてくれるのでは」と阪本大に期待を寄せる。169㌢と決して長身とはいえないが「身長とか関係ない。気持ちで負けず力で押していきたい」と阪本大は意気込む。関大のエースが見せる力強い投球が、チームを勢いづける。
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