【3・4月号掲載】懐石料理に花添える
大阪芸術大の学生が制作した食器が、和歌山県白浜町の「ホテルシーモア」内のクエ料理店「九絵(くえ)亭」にて、懐石料理に使用されている。同大と白浜温泉旅館協同組合が協力して行っている「大阪芸術大学白浜アートプロジェクト」の一環で食器を制作した。全て手作りの食器には学生のこだわりが詰まっていて、落ち着いた雰囲気の料理に花を添えている。
食器制作には同大の工芸学科陶芸コースとガラス工芸コースに在籍する10人の学生が携わり、約1カ月の制作期間を経て完成した。「どれも手作りなので、同じ作品はない」と、デザート皿を制作した渡邊夏海さん(ガラス工芸コース・3年)は話す。舌だけでなく、目でも楽しむことができる懐石料理となった。
プロジェクトは2014年からスタート。これまでにも学生による演奏会や作品展、アートイベントが開催され、学生のパフォーマンスの場としてだけでなく観光地の白浜温泉を芸術を通し盛り上げている。
食器の一部は「九絵亭」内で販売も行われている。
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